タイカンのワールドプレミアが開催~持続可能なスポーツカーの未来~

2019年9月4日 ドイツ、カナダおよび中国で同時に、最新の電気自動車である「タイカンターボ」と「タイカンターボS」のワールドプレミアが行われた。

「タイカンは、70年以上にわたり世界中の人々を魅了し感動させてきたポルシェブランドのサクセスストーリーを継承し、さらに未来に繋いでいくでしょう。」。ベルリンでワールドプレミアを開催したポルシェAGの執行委員長であるオリバー・ブルームは、「今日が、新しい時代の始まりです。」と述べた。

4ドアスポーツサルーンは、ポルシェ特有の高いパフォーマンスと日常の使いやすさを両立させている。同時に、タイカンの高度な生産方法と機能は、持続可能性とデジタル化の分野で新しいスタンダードを作り上げた。ポルシェAGの執行委員であるマイケル・シュタイナーは、「これからの電気自動車時代のために、本物のポルシェを作り上げると約束しました。歴代のポルシェ開発者が作ってきたような迫力あるドライビングと高度なテクノロジーを併せ持つ魅力的なスポーツカーであり、世界中の人々の情熱を刺激するような一台を。そして今、その約束を果たせたと思います。」と述べた。

 

撮影: クリストフ・バウアー

シリーズの最初のモデルは「タイカンターボS」と「タイカンターボ」。 

仕様

  • タイカンターボS

ローンチコントロール時オーバブースト出力560kW(761PS)

ローンチコントロール時0-100km/h加速2.8秒

航続距離 412km

最高加速 260㎞/h

  • タイカンターボ

ローンチコントロール時オーバブースト出力500kW(680PS)

ローンチコントロール時0-100km/h加速3.2秒

航続距離 450km

最高加速 260㎞/h

撮影: クリストフ・バウアー

タイカンは、通常の電気自動車が搭載する400Vではなく、800Vの高電圧バッテリーシステムを搭載する世界初の市販車である。バッテリーをわずか5分充電するだけで、100㎞の走行が可能となる。タイカンのドライバーが路上を走行する際、これは大きな利点となる。

タイカンターボS 800V高電圧バッテリーシステム

ポルシェのDNAが活きるエクステリアデザイン

タイカンの無駄のない洗練されたデザインは、新しい時代の始まりを告げている。それと同時に、紛れもなくポルシェのDNAを受け継いでいる。フロントは強くカーブしたフェンダーにより、ワイドでフラットな印象。リアに向かってなだらかに傾斜するスポーティなルーフラインとなっており、彫りの深いサイドも特徴的だ。流線形のキャビン、リアに滑らかに繋がるⅭピラー、ウィングの特徴的なショルダーは、ブランド特有のシャープなリアスタイルを形作る。リアのライトバーに組み込まれたガラス調のポルシェロゴなど、革新的な要素もある。前面低抗係数のCd値0.22というエアロダイナミックス性能が、エネルギー消費の削減と、長距離航続に貢献している。

撮影: クリストフ・バウアー

ワイドディスプレイスクリーンバンドが形作る、ユニークなインテリア

コックピットも、全く新しい洗練された構造となっている。自立型のカーブした計器類はダッシュボードの一番上に位置し、ドライバーにとって見やすく使いやすいものとなっている。中央の10.9インチディスプレイでは、情報とエンターテインメントを映し出すのみならず、オプションで助手席ディスプレイを組み合わせることで、一体となったディスプレイバンドを形成する。すべてのユーザーインターフェイスはタイカン用に全く新しく設計されたもので、スイッチやボタンなどの従来のハードウェアコントロールを大幅に削減した代わりに、インテリジェントで直感的なタッチ操作もしくは「Hey Porsche」という呼びかけに応答する音声操作によって行われる。

タイカンのインテリアは、レザーは一切使用しておらず、ポルシェ初の革新的なリサイクル素材で作られており、持続可能なスポーツカーであることを強調している。

出所:「newsroom The Media Portal by Porsche」https://newsroom.porsche.com/

※弊社(株式会社トランスコンチネンタルオートモービル)も、タイカンターボを取り扱っております。

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